📖フィルダースチョイスについて
フィルダー(野手)のチョイス(選択)。
日本語では野手選択、野選と呼んでいます。
野手が1人のランナーをアウトにすべく選択したプレーによって、
結果的に、他の選択対象外のランナーが得た進塁に対する記録に適用されます。
1. 選択した野手のエラーではない。
2. 野手が選択したランナーのアウト成否には無関係。
ん〜…🤔
一概に、野手の”選択ミス”のようなネガティブなイメージを持つ訳ではありません。😧
普段通りに守備をしていても、野手は常に状況に応じた選択をしています。その選択から外れたランナーの進塁記録だと思えば良いです👍
どっちに投げよう迷ったすえに、投げた先でランナーがオールセーフになってしまう場合は、エラーかどうか微妙といえば微妙ですが、これも記録上は ”フィルダースチョイス” です😅。
公認野球規約によると、
フェアゴロを扱った野手が一塁で打者走者をアウトにする代わりに、先行走者をアウトにしようと他の塁へ送球する行為。
加えて、下記の場合の打者走者または走者の進塁を記録上の野手選択と扱う。
(a)安打した打者が、先行走者をアウトにしようとする野手の他の塁への送球を利して、1個またはそれ以上の塁を余分に奪った場合
(b)ある走者が、盗塁や失策によらず、他の走者をアウトにしようとする野手の他の塁への送球を利して進塁した場合
(c)盗塁を企てた走者が、守備側チームが無関心のためになんら守備行為を示さない間に進塁した場合
先日の試合のスコアを一例に。
場面は、平磯の守備、
相手チーム 打順8番からの攻撃でした。
順を追って見ていきます。
下位打線(下から2番目の枠)からスタートです。
1. 8番打者が出塁。
2. 9番打者は投手前への犠打。
3. 1番打者がセンター前ヒット。その後、盗塁。
[状況:1アウト、ランナー2、3塁]
4. 2番打者がショートへのゴロ
この場面が、野手選択📝💨
ショートは1塁送球を選択。
(もちろん3塁ライナーを目で牽制しました)
1塁はアウト。[記録 6-3]
しかし、送球の間に3塁ランナーは本塁突入。
青丸に示す生還が記録されました。😞
この進塁は他のランナー(打者ランナー)を刺そうとした送球の間に、次の塁に進んだことになり、規約(b)に該当するショートの野選となります。
[記録 6FC]
さらに、2塁ランナーも虚を突いて本塁生還。
緑丸に示す生還が記録されました。😖
これも、結果的にはフィルダースチョイスですが、この場合は、一塁手が、ランナー突入を認識していたか、或いは、無関心(気づかない)だったか、により、前者は[規約(b)該当、記録 6FC]、後者は[規約(c)、記録 3FC]で、記録判断が別れます。
このように、起点となったショートの野手選択はアウトになり、選択目的には達しながらも、記録的には2人のランナーの進塁には、なんらかのフィルダースチョイスが記録されます📖🧑🎓
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