📄ボーク

ボークについては野球規則6.02。

これを覚えることはとても大事。

さぁ、見ていきましょう。

ボークは13種類あります。

基本的に「投手」が主語です。1つだけ捕手が絡むボークもあります。

🚫1.プレート上の投手が投球動作違反した場合。

🤓ワインドアップとセットアップの投球姿勢の規定があり、それに違反しないことを要求しています。投球姿勢を途中から変えたり、動作を停止したりしたらダメです。セットの位置も試合中で変えてはダメです。

🚫2.プレート上の投手が一塁または三塁に偽投した場合。

🤓偽投とは、送球するフリ（実際は投げない）。二塁だけは、その方向に足を踏み出しての偽投が認められています。ちなみに、プレートを外していればどの塁にも偽投できますが、打者に向けてはダメです。

🚫3.プレート上の投手が、牽制の際、踏み出す足を投げる塁の方向に踏み出さなかった場合。

🤓牽制は投げる塁に真っすぐ足を踏み出す。踏み出す足は軸足に重なったらダメ。

🚫4.プレート上の投手が、走者がいない塁へ送球、偽投をした場合。

🤓これは判るね。

🚫5.投手が反則投球をした場合

🤓ボールに異物や傷をつけたらダメ。ボールを触る手を口や唇に付けたらダメ。ボールを衣服で拭いたらダメ。グローブでこすってもダメ。異物を持ち込んだらダメ(守備手袋やリストバンドもダメ)。ポケットに入れるのは、雨が降ってる時にロジンだけはOK。

🚫6.投手が打者に正対しないうちに投球した場合

🤓これはクイックピッチと言って、非常に危険とされる反則なんです。

🚫7.投手がプレートに触れずに投球動作した場合

🤓プレートを踏んでなければ投手だって野手。

🚫8.投手が試合を遅延させた場合

🤓塁上走者なしの場合のみのルールです。投手は捕手からボールを受けて12秒以内に投げる。12秒の持ち時間は、投手がボールを持っていて、かつ、打者が打席に立って構えている時間をカウントダウン。つまり、プレート上に居なくてもボールを持っていて打者が打席で待ち構えている状態はカウントダウンです。ただし、打者がサイン確認のため投球を制止してる時は、打席に立っていても無効。

また、プレート上に居ない投手が捕手のサイン確認をすることでも反則とられる場合あり。

ハリーアップです。

🚫9.投手がボールを持たずにプレートに立つか、またぐか、プレートを離れて偽投した場合

🤓これが見られるのは隠し玉の時。投手のお芝居(ボールを持ってるフリ)も反則スレスレの冷や汗ものです。

🚫10.投手が正規の投球姿勢をとった後、ボールから一方の手を離した場合(打者への投球や塁への牽制を除く)

🤓セット後、握りを離してはダメです。

🚫11.プレート上の投手がボールを落とした場合

🤓間違って落としてもダメです。

🚫12.故意四球(敬遠)のときに、投手がキャッチャーズボックス外にいる捕手に投球した場合

🤓これが捕手のボークです。あらかじめ捕手がボックス外に出て敬遠球を受けたらダメ。投球が乱れてコース外れた球を捕球するためならばボックス外で捕ってもOK。あくまで敬遠の時のルールなので盗塁を刺すためのウエストはOK。申告敬遠の採用により、消えゆくルールかも。

🚫13.投手がセットポジションから投球する際、完全に静止せず投球した場合

🤓最もメジャーなボーク。必ず静止するクセを。首だけは回してもOK。